尖閣諸島問題~平時の自衛権行使に道を拓き、中国に日本の意志と能力を示せ
出典:https://www.spf.org/iina/articles/furuya_04.html
尖閣危機で目指すべきゴールは何か――。それは中国には尖閣諸島に指一本触れさせないことだ。「奪われたら取り戻す」などと勇ましい発言も聞こえてくるが、奪還できたとしても、とてつもなく大きな犠牲を払うことになる。しかも対中関係は、政治、国民すべてのレベルで極度に悪化し、将来世代に禍根と新たな危機を残し続ける愚策でしかない。
そのために今、何をなすべきか。まず放置してきたグレーな状況を解消するために、現行法制やシステムの問題点を大急ぎで洗い出し、必要な立法措置を講じて、中国に対し日本の意志と能力をはっきりと示すことだ。
■中国海警法にどのように向き合うか
今年2月に施行された「中国海警法」は、中国共産党中央軍事委員会の指揮下に編入され、人民解放軍隷下の準軍事組織となった海警局に対し、軍事的な役割と権限を付与したもので、注視すべき内容の一つは、次に示す22条の規定だ。
「国家の主権及び管轄権が不法に侵害され、または不法に侵害される危機が差し迫っているときは、その侵害を停止し、危険を除去するために、武器の使用を含むあらゆる必要な措置を講ずる権利を有する」
この条文は、主権侵害(おそれを含む)に対して、海警局の武装船はあらゆる必要な措置を講じるという旗幟を鮮明にしている。意味するところは、中国の警察権に基づいた従来の海上における治安維持機関という役割に加え、自衛権を行使する軍事的な活動を任務として付与されたということであり、尖閣問題で海警局は中国の自衛権を行使するという宣言でもある。
これに対し、海警局と対峙する海上保安庁は、「海上保安庁法」2条の任務規定に基づき、24時間態勢で尖閣諸島の周辺海域で領海警備に取り組んでいる。同規定は「海上における犯罪の予防及び鎮圧」「海上の安全及び治安の確保を図る」と明記されており、その文言から類推できる活動として、海保は今、実質的な領海警備を行っている。
もちろん海保は治安維持機関として、武器の使用は警察権である「警察官職務執行法」(警職法)を準用し、正当防衛と緊急避難のほか、3年以上の懲役・禁固刑に処せられる「凶悪な犯罪」に対しては、殺傷を伴う危害射撃が認められている。海警法の施行を受け、政府は海警局の艦船の乗組員らが尖閣諸島に上陸しようとした場合には、危害射撃は可能との見解を示したが、ここに大きな認識の誤りがある。
海保の武器使用は、国内法の警察権に基づき、犯罪を制圧するために必要な範囲で実施されるが、海警局は自衛権に基づく「武器の使用を含めたあらゆる措置」であり、同じ武器の使用でも両者は根本的にまったく異質なものだ。しかも政府見解は、国際ルールに反する恐れが濃厚だ。海洋の国際規範である「国連海洋法条約」は、海警局の艦船のような政府公船は、軍艦と同様に国家そのものであり、「第3国の警察権を適用することはできない」と定めているからだ。
このため海保法も20条で、取り締まりの対象となる外国船舶について「軍艦及び各国政府が所有し又は運航する船舶で、非商業的目的のみに使用されるものを除く」と明記している。つまり外国の軍艦や政府公船に対し、警察権で対応するには限界があり、実力を行使しようとすれば、国際法違反と指弾される危険性があることを、政治は認識する必要がある。ではどうすればいいのか。
参照元:ヤフーニュース
平時の自衛権行使に道を拓き、中国に本気見せろ
参照元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/d13c51185bdef40b868d5e9088ba0170fef66c24
尖閣諸島の歴史
スポンサードリンク
人気ブログランキング
人気ブログランキングへ
いつも応援有難うございます!
まさに正論。
奪われた物を取り戻す事の難しさ、犠牲の多さ、国民感情の悪化は避けられませんね。
戦後最悪とか言っている場合では無く、憲法改正の為に国際的な枠組みの中でも自国を守れる仕組みが絶対に必要です。
現状では常任理事国でもある中国に対して銃を向ける行為すら敵国条項に触れる可能性すらある。
先ずは敵国条項の削除、そこから中国リスクの世論誘導と一つ一つやって行かなければ本当に時間の無駄。
外務省マジでやれや。
憲法を変えて法整備をしなければどうにもならない。
その法整備しなければならない政治家は今は選挙で自衛権など眼中にない。
次の衆議院選挙は自民大敗が予想され、また立憲民主党が与党になったら、自衛権どころではなくなるだろう。
いくらご立派な平和憲法があっても国は守れません。
現実、いつの世も世界は弱肉強食です
最低限の抑止力としての軍事力は持つべきです
総軍事力でかなわなければ核保有も必要かと思います
中共は日本の弱腰を見透かし、岩礁の島の為に米は自国の若者の血を流す訳が無いと踏んでいる
きちんと法整備をして確固たる領土死守という気概を日本は見せないと米も動きません
こちらからは戦争は臨みませんが80年代に英がアルゼンチンに見せたフォークランド紛争位の気概が最終的には必要です
中共は尖閣諸島を先に実効支配としたくさびを打って米の出方を見てからの台湾統一と考えてるでしょうね
台湾統一は中国の悲願だからです
最終的には沖縄も侵略支配してアジアを中共化して覇権を握る事を目指しています
今のままの遺憾砲だけでは旧日本が大東亜共栄圏を唱えアジア侵攻したようにな、飴とムチを使い徐々にレッド化していきます
>侵害の程度や状況に応じて、警戒監視のレベルから武力で排除するというレベルまで様々な行動が自衛権の行使として認め、各々の国内法で定めているからだ。
これは実は2015、16年の平和安全法制の際に、当時の民主党と維新で「領海警備法」というのを出しているが、自民党は「戦争につながりかねない」と反対した。
平時での自衛権行使というのは「閣議決定のないままの戦争」になる可能性もある。これは2016年の自民党が指摘していたことで、それは考えるべきだろう。
ただ集団的自衛権の法案審議を急ぐためにグレーゾーン事態への法案は切り捨てたというのが実際のところ。放置された課題となっている。
そして最近、野党から同じような領海警備法案が出されようとしている。これに一度反対している自民党はどう答えるつもりなのか?
今の日本の財政を考えたら軍拡競争は望むところではないですが、仕方のない事だと思います。尖閣の防衛強化は台湾有事に直結する事。
ただ、今までの艦船、空母、戦闘機と言った重厚長大なものより、サイバー対策、無人機対応、宇宙技術などに対応しないと、これからは防衛、抑止が難しくなる。日本は軍事に繋がる研究をタブー視してきたけど、もうそんな時代じゃない。もっと、制約をとっぱらってもらいたい。
あと、尖閣については、外務省はもっと日本の正当性を世界中に発信しないとダメだと思う。
日本が憲法9条を変えて自衛権を強化しても、中国は尖閣の実効支配の
野望を捨てる事はないですよ。
中国が見ているのは日本の動きなどではなく、米国が中国と軍事衝突を
してでも東アジアの覇権を守り切る意志が有るかだけです。
尖閣は米国にとっても東アジアの覇権を守る為に絶対に中国に奪われては
いけない島ですから、日本政府が尖閣に米軍と自衛隊が常駐する防衛基地
を作る提案を米国政府に行って同意を得る努力を重ねるべきです。
それを現実化するしか東アジア地域での中国の野望を止める事は不可能だと
いう事を平和ボケしている日本国民も自覚するべきですね。
日本の島嶼防衛は今の法律では無理なら早急に制定しなければ中国、ロシアに侵攻されてしまうのではないかと心配です。海上保安庁だけでは武器を持たず使用も出来ずで、どうやって守れるのか、日本は海洋国家で広大な範囲を海上保安庁の貧弱な船舶では不可能、
自衛隊も同時に連携し自衛力(空母打撃群)も増強し兎に角日本の領土保全に力を入れて下さい。平和ボケの議員さん自分の懐ばかり肥やす事に無い能力を使わないで、しっかり日本を守って下さい。
海保と自衛隊とでは受ける訓練が全く違う。武器使用が想定される危険な任務であるから意思確認と訓練のやり直しが必要だと思うが。
北方領土も竹島も一度奪われたら奪還するのは困難を極める。そもそも取り戻そうと言う気概すらない。不法に占拠している竹島でさえ韓国は実効支配している。日本の領土で安保条約の範囲内である尖閣諸島に何を置こうが建てようが、中国の許可など不要のはず。文中に有るように地震計など武器では無い物から設置すれば良いと思います。
日本国民は毎年起こる自然災害に対しては危機意識が高いが、国外から侵略される人的な被害に対しては危機意識が低すぎる。元寇や黒船襲来や歴史上でもまれにしか出会わないからだろうか。しかし尖閣問題は今まさに日本国民が直面している問題だ。侵略されそうになっているのは今まさに起きている事実だ。今の平和憲法とやらのおかげで、海外からの日本の国民性の印象は完全になめられているのは間違いない。一度奪われたら取り返すのに大きな犠牲を払うのは当然のことだが、それでも奪われたら取り返すまでやるという日本人の意思を周辺国に見せていかなければならない。最初に奪いに来たほうがより多くの犠牲を払うことになるのだと思わせなければならない。それが結果的に日本の国民の命と財産を守る事に繋がっていくのだ。諦めてはダメだ。将来の子供たちの為にも。
中国共産の全くエゴによる、核心的利益宣言に
遠慮どころか、媚びている政府の姿勢が
一番の問題だと思う。
だから尖閣の島への日本人の上陸を
徹底拒否する。
日本の領海内で漁をしているのに
海警船の何度も追いかけ回しを遺憾砲のみで
済ませている。
これだと中国のサラミ戦術の思うツボだと思う。
サラミの成熟に対して、だんだん妥協させられ
最後は売国行為になるのを危惧している。
やはり政界、官僚、経団連ら財界のグルの
親中勢力が一番の問題だと思う。
特に財界がひどい。全く言いなり。
サプライチェーンの人質に直接影響を被るなら、
媚びて金儲けすべき方針だと思う。
やはり財界の意識を抜本的に変えないと
いけないと思う。
他国へのサプライチェーンの移行もあるが、
いまの産業は中国無しでは成り立たない。
やはり未来の産業も継続も見据え、
経済的に抑止する行為をしないと
今後も悪くなることを危惧する。
大賛成ですが、これくらいの事は、政府でも充分熟知の所と思われますが、親中派筆頭の二階さんが(FOIP)構想を推進する議員連盟の会長で、最高顧問が安部さんとくれば、なかなか難しいのではないのでしょうか?かと言って立民になったら改憲どころではなくなるので、歯がゆい所です。
改憲派です。日本は「刺股」で諸外国は「ピストル」状態、これでは国を守る事が出来ないよ。それに例えば護衛艦等の対潜ミサイルにしても満載をしていないのも事実だ。弾薬搬入にも反対している市長も居るし。自分の家は自分で守るのが鉄則だよ。今は自分の家を守るために多額税金を払い守って貰っている状況。
ここは冷静沈着に思考し、琉球王朝の正史中山世譜を忘れてはなりません。中山世譜には中国歴代帝国と薩摩というバランスシートを常日頃琉球王朝の官僚達は考えていたようです。それが琉球王朝尖閣諸島も含めた中立的な独立国を室町時代から明治時代、明清両帝国の強力な存在感、軍事力に対抗でき、薩摩藩の1609年の占領事件もありましたようですけど、琉球王朝の運命は日本国ではなく彼ら彼女らの国だからこそ中立をまた非武装を選び、それから1878年の沖縄県設置、日本国の占領と日本国側こそ沖縄の方々へ悪逆無道な扱いをしてきて、琉球王朝の官僚達はまたは住民は中国的な漢籍志向の暮らしを寧ろ歓迎してましたので。中山世譜にはちゃんと書いてありますよ!。
いまだに戦争≒空爆というステレオタイプの「現代の戦争を知らない」高齢者が幅をきかせているのは困ったものです。既に日本は戦争状態でサーバー空間の戦闘員が戦っているのを認知できないらしい。
尖閣はきわめて守りにくい地勢で、指一本触れさせないなんて方針では無駄にコストがかかるだけ
一方、相手が占拠しても上陸部隊を非人道的に殲滅するのはきわめて簡単
補給を許さず防御陣構築を許さず爆撃し続ければ相手はとても戦えない
ゆえに尖閣を戦場にするなら守備側より攻撃側のポジションをとり続けるのがベスト
現在日本は守備側だが、中国側が上陸すれば今度は中国が守備側になる
そこで日本は奪還作戦を展開し、相手の反撃を受けたら「その場で撤退」、それをLIVEで世界中に配信し続ける
これで尖閣上陸部隊は中国において英雄に祭り上げられるだろう
あとは尖閣への補給部隊をことごとく潰し、防御陣地が構築されればすべて破壊し、亜熱帯の環境下で補給もなく野晒しで飢えに苦しむ「尖閣上陸の英雄」を日本人が世界中に配信し続ける
尖閣の英雄も助けられない中国現政権に中国人民の怒りの矛先が向けば、我々の勝利だ
日本の一庶民として戦争に反対します。尖閣諸島問題は、日中政府間の、話し合いによる外交交渉で、円満に解決するよう願います。永遠の不戦の誓い「日中友好」と「反戦平和」と「全人類との共存共栄」の決意を、あくまで崩さないでください。コロナのパンデミツクと尖閣問題の次元は違う。ごちゃまぜ議論には反対します。
尖閣の実効支配はやるべきだけど、それを歴代の総理大臣が決断できないだけでしょ。中国を恐れて。だって自国の靖国神社の参拝一つできない情けない総理大臣たちなんだから。ただ今回総裁選に立候補した政治家の一人はこの情けない事態を変えてくれそうな期待はある。
尖閣諸島は漁場や海底埋蔵資源の点で注目され、竹島程小さくないが魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島、沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬の5島3岩礁ので構成され、水資源も乏しく、住むにも、守るにも難しい離島群である。若し、此処に陸海兵員を駐屯させた場合、小さい波止場やヘリポートに使用可能な小さい平地しかなく生活物資と軍需品の補給、備蓄は南シナ海の中国の人口島より遥かに難しい。軍事施設や居住施設を構築しても、駆逐艦や巡洋艦程度の艦砲射撃や艦対地ミサイル、航空勢力の対地爆弾や空対地ミサイル、攻撃に対して裸同様に脆弱である。これを補うには、監視衛星、島嶼設置レーダー網、対空・対艦砲やミサイル網、周辺海域防御・水上・水中艦船、強襲揚陸艦・空母群、兵員。再生産性の無い維持巨費が必要である。GDP、人口、兵員、艦船数、航空群、核兵器、総てに勝る中国には、米国中心の同盟国圧力で対抗するしかないのです。
日本は有事に直面して破滅的大失敗がなければ変わらないのだろう。ダイナミクスに極端に欠けた社会が日本、誰が見ても矛盾に満ちた憲法9条がまだドンと日本の安全保障の中心に居座っている。それはいい大人が子供服を平気で着ているのに何処か似ている。
昔はそれで可愛がられたが今はどうだろうか?
はい、正論です。
日本政府にはコロナのような緊急事態の対応能力も法制化を急ぐ能力は無いのが判った。
尖閣や領土を守る危機管理能力を磨く専門部署設置して次なる危機管理に備えるべき。
ロシア、韓国に占領れている島が有る。中国からしたら小国の韓国でさえ占領してるのに、中国が取れないそう思うのは自然のことだ
今までの日本の政治姿勢に問題がある
平和を維持するには初動がいかに大事って事だね
台湾有事=尖閣有事と考える。備えは重要だ。しかしそれは中国と正面切って対立することではない。きっちり備えることでお互いに手出しをすることが意味がないと思える関係を作ることが大切。中国という大国相手に日本は常に聖徳太子の精神を忘れてはいけない。
法を整備するのはもちろん政治の役割だが、それにはやはり国民の後押しってものが重要よ。
そうでなくても国会内にあちら側の人間がわんさかいるんだから。
憲法改正したら守れるのかよ。まずは尖閣に自衛隊を配備せよと言うべきだろ。尖閣に自衛隊を配備できない政権に期待しても無駄。
次の選挙の争点として、真っ向からこの問題を取り上げて戦う政党はないものか。
ないだろうね。
何故なら、国民受けが悪い、すなわち、国民の大部分は尖閣諸島なんてどうでもいい、と考えているから。
仰ることごもっともだが、対岸の火事だと思ってる和歌山県民が奴を当選させ続ける限り無理だな。
この意見に大賛成。何も言う事はない。間抜けな政府、腰抜け官僚はそれだけで国益に反している。
国有化はいかに愚かだった。
国有化前⇒日本単独管理
国有化後⇒日本、中国共同管理
どっちが国益?
気持ちがいいことをやった後、大半、悪い結果がついてくる
中国に対し日本の意志と能力をはっきりと示すこと
その通り、中国は必ず侵食してくる
「国内」カテゴリーの関連記事