アイアンマンレースに挑む83歳と11カ月「超老人」稲田弘さんの挑戦!昨年の雪辱を果たし見事に制限時間内にゴール!
10月はトライアスリートにとって、特別な月。
なにしろ、トライアスロンの頂点を決める「アイアンマン ワールドチャンピオンシップ コナ大会」が開催されるからである。この大会が世界中のアスリートの憧れであり、翌年のトライアスロン界のマーケットを占う意味で重要な鍵になっている。
つまりこここそが、業界の中心であり、オリンピックでさえも敵わない。そう、まるでテニスのウィンブルドン、ゴルフのマスターズ、サイクルスポーツのツール・ド・フランス的存在である。
そのコナに憧れて1年を過ごすトライアスリートは多いが、中でも日本の稲田弘は世界中から注目を集めている。
出典:http://www.tfm.co.jp/smile/cms/wp-content/blogs.dir/2/files/2016/02/ph_hsm_20160218_01-240×356.jpg
現在、ここで入賞を狙えるようなプロ・アスリートがいない日本において、大会側からインタビュー依頼が来たりするのは、国内では間違いなく彼だけだろう。今年もあちこちで話題になっていた彼は、83歳と11カ月で今年のレースを迎えた。
その年齢でこの厳しいレースを完走できるのか? 同じ日本人の僕にも、各国のメディアや選手からそういったことを聞かれることが多かった。
83歳といえば長寿国の日本においても平均寿命以上である。つまり生きているだけでも素晴らしい。稲田は1人で海外へ遠征し、飄々と現地で生活をこなす。ホテル暮らしも外食生活もいとわない。
選手である前にそれだけでも驚きの83歳だが、彼はそのうえ、海で3.8km泳ぎ、180km自転車に乗り、42.2kmを約17時間で走るアイアンマンだ。それぞれ単一種目であっても大変な距離なのに、継続してこなす。
特に、このコナのコースは風、波、太陽が厳しい条件で、若いトライアスリートでも苦しませられる。そのスタートラインに立つ“超老人! ”。世界中が注目するのも当然だろう。
しかし、彼のトライアスロン歴は意外に長くない。64歳から水泳をはじめ、最初のレースは70歳。そこで完走できた喜びがこの世界にどっぷりとハマるきっけになった。それから10年、79歳の時にこの世界選手権で完走し、いきなりエイジチャンピオンに。
そこから世界は注目した。しかし、その後3年は完走できず、「やはり80歳を超えるとこのレースは厳しいのでは」とささやかれてもいた。いや、それは至極当然の意見だったのかもしれない。
「生活のすべてをアイアンマンに注ぎ込んでいます」とは稲田の言葉。
老いは否応なしに感じさせられる。それと戦うには練習を工夫し、生活を工夫し、努力を重ねるしかない。練習のときはもちろん、食べるとき、寝るときでさえもコナを考えることがあるという。3年間の悔しさを忘れることはないというのだ。
10月8日に行われた今年のレース2日前、稲田のコーチから嫌な連絡が入った。「足を痛めたようで……」。テープで固めた足を隠すように、長ズボンでオープニングセレモニーの舞台に立っている。僕はその姿を見ながら神様の意地悪に悪態をついてしまった。
レース当日、スタートから13時間を経過したころ、ランコースの16km地点を軽快に走っていく彼の姿が。“これはいけるかもしれない”と期待しながらフィニッシュ地点で待つ。
アイアンマンの制限時間直前のフィニッシュエリアはお祭り騒ぎ。大勢の人が闇夜から走り抜けてくるアスリートを熱狂的な声援で迎える。
このレースにおいては、「早く帰ってきたものだけが勝者ではない。フィニッシュできたものすべてが勝者である」というのがセオリーだ。
背中が曲がっている人、両手を失っているハンディキャップのある人、歩くことさえままならない人。各々がそれぞれの戦いに打ち克ち、ここに戻ってくる。疲れ切っていてもその表情には充実感と喜びがにじみでる。
制限時間の16時間50分まであと10分を切ったころ。僕たちの前で年配のアスリートが倒れた。ラスト50m、なんとか立とうとしているのを応援していると、会場がひと際大きく沸く。
そう、稲田が戻ってきたのだ。前だけを見つめ淡々と走る姿は先ほどと変わらない。昨年は数秒に泣いた彼は、その何倍ものアドバンテージをもって帰ってきた。そして、その姿はフィニッシュの光の中へ消えていった。
出典:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/y/yoshikixx/20161009/20161009193732.jpg
「そりゃ苦しかったですよ。でも“なんとしても今年は”という気持ちだけで頑張ったんです」。翌日、彼に会うといつもの稲田に戻っていた。まだフィニッシュして24時間もたっていないのに熱く語る。
「これで目標達成ですね」と言葉をかけると、「これから来年に向けてのスタートです」とこれも変わらぬスタンス。もし来年も完走できると、85-89歳のカテゴリーで世界初の完走者(対象はその年の満年齢のため)になる。僕たちが喜んでいる中ですでにその先を見据えている稲田。これこそが「超老人」の源なのだろう。
「体が老いるのではなく気持ちが老いる」ということを、彼を見ているとひしひしと感じる。人間の可能性は素晴らしい。さて僕たちはその可能性をどれだけ生かしているのか……。
世界中が注目する「超老人」の前人未踏の挑戦はまだまだ続く。
参照元:ヤフーニュース
アイアンマンレースに挑む、「超老人」の挑戦! なんと83歳と11カ月!
参照元URL:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161029-00050030-gendaibiz-bus_all
稲田弘さんのゴールシーン
レース終了後、授賞式での稲田弘さん
2015年の大会で6時間50分の制限時間に5秒だけ足りなかった稲田弘さん
2016/10/29 15:24
全然関係ないよね笑
素直にすごい!すばらしい!
これに尽きる
2016/10/29 15:36
老人は自動車を運転しないで欲しいね。
2016/10/29 15:43
てかあんたも年をとるんだから・・・
2016/10/29 15:31
2016/10/29 15:35
2016/10/29 15:46
87歳の小1轢殺と記事がかぶっちゃったからなぁ…。
2016/10/29 15:21
レース翌日にこの言葉が出てくるからこその完走なんだろうな。
来年の完走も期待します!
2016/10/29 15:40
(確か制限時間あったはず)
2016/10/29 15:45
異次元の人ですね。凄すぎます。
2016/10/29 15:43
体が老いるのではなく、気持ちが老いる
その通りだと思う。
来年も頑張ってください!!
2016/10/29 15:20
記事を読んで、パワーをいただきました。
2016/10/29 15:45
2016/10/29 15:38
本当に凄いわ。
2016/10/29 15:17
特に60過ぎてから競技を始めたことに驚きました。年齢は諦める理由にならないんだなとしみじみ感じます。
2016/10/29 15:42
この、80代と、
アノ事故起こした80代。
こっちの方なら、運転も問題ないかもね。
2016/10/29 15:17
若くてもこもってるやつとかは敵わないかも
2016/10/29 15:38
2016/10/29 15:35
2016/10/29 15:44
2016/10/29 15:40
2016/10/29 15:30
2016/10/29 15:35
2016/10/29 15:33
2016/10/29 15:42
2016/10/29 15:39
昨年、40歳で初のロングトライアスロン完走しています!
2016/10/29 15:46
2016/10/29 15:23
83歳と11か月でトライアスロンを完走し、翌年への挑戦!!
私は、どうにもだらけがちな生活態度を改めます、反省します。
「超老人」、この表現は響きが嫌だね、超お年寄り、みたいだ。
それより、「スーパーお爺ちゃん」だ!!
2016/10/29 15:36
老人は自動車を運転しないで欲しいね。
2016/10/29 15:40
2016/10/29 15:35
自分より倍ぐらい生きてる高齢者の生き様ってものをニュースで知るたびに考えさせられるな
2016/10/29 15:41
2016/10/29 15:32
2016/10/29 15:41
2016/10/29 15:32
2016/10/29 15:26
2016/10/29 15:36
2016/10/29 15:40
2016/10/29 15:29
2016/10/29 15:30
2016/10/29 15:44
2016/10/29 15:14
かっこいい!
それでも、車は運転しないで欲しい!
2016/10/29 15:42
朝近所の公園を走っていると、明らかに70は超えている様なご老人(ほぼ確実に男性)が、結構な早さで結構な長距離を走っていたりするんですよね。
同じくらいの歳では、バスや電車の乗り降りすら困難な人も居る事を考えると、日頃の運動って言うのは本当に大切なんだと感じさせられます。
高齢者の医療費がかさむ事が問題になっていますが、やはり今後は「健康な年寄り」を増やす事が大切だと思う。
もっと日頃の運動や食生活について、(中年くらいから)幅広い啓発をしていくのが、長い目で見ると一番効果的じゃ無いかと思う。
2016/10/29 15:29
2016/10/29 15:47
凄いわ!
2016/10/29 15:16
2016/10/29 15:49
2016/10/29 15:46
2016/10/29 15:37
脇見運転は絶対にしないように。
後、こちらの方は体をゆっくり休まれて無理をしないように。
2016/10/29 15:45
本当に不幸な事件でした。
2016/10/29 15:29
どんだけ化け物な体力ですか
若手とか、マラソン30kmのロングどころか10kmのショートが
完走して満足するレベルやろ
2016/10/29 13:44
えらかったら棄権しんちゃいよ。
2016/10/29 15:32
2016/10/29 15:34
2016/10/29 15:42
2016/10/29 15:29
2016/10/29 15:37
2016/10/29 15:30
日本人ていうのだからほんと驚きだね
2016/10/29 15:34
2016/10/29 15:33
2016/10/29 15:23
どこからくるのか、そのバイタリティー!!
2016/10/29 15:41
2016/10/29 15:35
2016/10/29 15:44
何より、人のためじゃなく自分がやりたくて挑戦しているのが脱帽!
2016/10/29 15:44
誰もが、この人のように生きろとはいわないが、何かを楽しむ、何かを目標にする生き方こそ、生きる喜びなのかもしれない。
2016/10/29 15:41
こういう長生きはいいね。 一方、寝たきりが多いのも現実。
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