「ウルグベグサウルス」ティラノサウルス登場前に繁栄!ウズベキスタンで新種の肉食恐竜
出典:https://www.yomiuri.co.jp/science/20210908-OYT1T50116/?from=rss
中央アジア・ウズベキスタンの約9千万年前の地層から見つかった化石が、新種の大型肉食恐竜のものとわかった。白亜紀末期に陸上を支配したティラノサウルスが登場するまで、生態系の頂点にいたカルカロドントサウルスの仲間という。筑波大や北海道大などの研究チームが「ウルグベグサウルス」と名付けた。
8日に英国王立協会のオンライン科学誌(https://doi.org/10.1098/rsos.210923)に発表した。
研究チームは、ウズベキスタンの博物館で保管されていた長さ約24センチ、高さ約13センチの上あごの化石に注目した。旧ソ連の研究者が白亜紀後期の地層から発掘したもので、しわ模様やこぶのような隆起などの特徴から新属新種とわかった。
ほかの恐竜化石と比べることで、歯がナイフのように鋭い肉食恐竜カルカロドントサウルスの仲間だと突き止めた。全長は7・5~8メートル、体重は1トン以上あったと推定される。ウズベキスタンで見つかった肉食恐竜では最大級という。
研究チームは、この地域を15世紀に統治していたティムール王朝の君主で数学者・天文学者でもあったウルグ・ベグの名前にちなんで、学名を「Ulughbegsaurus uzbekistanensis(ウルグベグサウルス・ウズベキスタネンシス)」と名付けた。「ウズベキスタンのウルグ・ベグのトカゲ」といった意味だ。
カルカロドントサウルスの仲間は、最大で全長約13メートルに達したと考えられている。白亜紀末期までに北半球から姿を消し、ティラノサウルスの仲間が入れ替わるように巨大化したと考えられる。ただ、いつ両者の「覇権交代」があったのかはよくわかっていない。
ウズベキスタンの同じ時代の地層からは、小型で原始的なティラノサウルスの仲間「ティムレンギア」の化石も見つかっている。体長3~4メートル、体重約170キロほどの肉食恐竜だ。
大型のカルカロドントサウルスと、小型のティラノサウルスのそれぞれの仲間が同じ地層で見つかったのはアジアでは初めて。今回の発見で、カルカロドントサウルスの仲間が、少なくとも白亜紀後期の9千万年前ごろまでは中央アジアで繁栄していたことになる。
研究チームの田中康平・筑波大助教は「恐竜の移動や拡散を考えるうえでも重要な発見だ」と話す。
参照元:ヤフーニュース
ウズベキスタンで新種の肉食恐竜化石 ティラノ登場前に繁栄か
参照元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/524663218f2b84d8dce3a9b672ad5070e151fc1c
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いつも応援有難うございます!
小林さんと田中さんが、まだ発表できないけど凄い発見をしたと嬉しそうに数年前のNHKの番組で話されていましたよね、これがそうですね!
9千万年前に生態系の頂点にいた大型肉食恐竜がなぜティラノサウルスに負けたのかが気になる。最近ティラノは群れで狩りをしていた可能性があるという研究があったけどそういうことなのかな。それにしても恐竜の復元画には情動反応を起こす。9千万年経っても脳の扁桃体が覚えてるのかも。
新属新種の頂点捕食者を発見されたという快挙に!そして発見した国とその国の偉大な天文学者に敬意を表して名付けたその謙虚さに、そして古より長い眠りについていた恐竜との運命的な邂逅に心より賛辞を送りたいと思います!
復元図の写真を見ると、ずいぶんと目が小さいですね
臭覚や聴覚が発達していたのだろうか
新属新種という大発見にも関わらず、自身に関するものではなく、ウズベキスタンへの敬意を込めた命名に感服しました
肉食恐竜って、なぜ目が横についているのだろう?
これでは遠近感がつかめない。
茂みなどに姿を隠せる小型の肉食恐竜や、水生の肉食恐竜ならわかるが、陸生の大型肉食恐竜だと、捕食するのにかなり不利。
視覚でなく、嗅覚で獲物を追ったということも考えられる。
しかし、巨大さを有効活用するなら、やはり嗅覚より視覚だろう。
感覚がおかしくなってるのでしょうね
小型の恐竜が3m、確かにちっさいな
なんて思ってしまいますが
いきなり、今、現れたら、超デカい
かつての巨大生物が闊歩する世界は
想像を絶します
1億5500万年前〜9000数百万年前はアロサウルス類が巨大化して、北アメリカ(特にアメリカ)・南アメリカ・アジア・アフリカで大繁栄していた事・9400万年前〜9000万年程前に北米ではアロサウルス類が絶滅して、ティラノサウルス類が天下を取って、それ以降、巨大化して繁栄した事を知っています。中央アジアのウズベキスタンで大型アロサウルス類と小型〜中型ティラノサウルス類の化石が同じ9000万年前の地層から発掘されたのは驚きを感じました。
ソ連時代の研究の引き継ぎと思うと、感慨深いものがあります。タルボサウルスのお目見えの頃でしょうか?
恐竜の復元図もかなり変わりました。
相変わらず、自分はウズベキスタンの正確な場所を覚えてませんが。
素人にはただの岩としか見えない。山の開発工事してる人も気付かないうちに恐竜の化石をシャベルカーでボロボロにしてるのかな。
新種なのに頂点にいたってわかるの凄すぎ!世の中はほんとに優秀な人が多いな
この分野では普通の事なんでしょうが、もう絶滅しているのに新種発見って、素人からしたらなんだか変な気持ちになる。
へー!恐竜大好きな子供に教えよう!
しかし新種の恐竜の化石だと分かるのがすごいですよね…素人目にはただの石にしか見えない(笑)
教頭先生かと思った。しばらく見てないから。違かった。子どもたちが飛びつくニュースでほっこり。
覇権交代と言っても1000万年2000万年以上かけての話ですよね
壮大すぎる
9000万年前って想像もつかない。
どんな景色だったのだろう。
体の色って何でわかるの?
ティラノ登場前って…アジアにティラノは登場しないでしょ…この時系列に何の意味があるんだ?
新種と言われても既知の肉食恐竜との差があまりなさそうなので。特に。。。。
もっとすごいの出てきたらニュースにしてよ!
翼がありながらも陸上肉食恐竜なみの体重と体格を持つやつとか!
おー!かっこいいです
夜道で会いたくないなあ。
絶滅しているのに新種って・・・・
また覚えにくい名前をつける〜
恐竜に会いたい
この化石いくらで買える?
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