フィリピンで海水温上昇→「南岸低気圧」接近しやすく北海道の暴風雪が倍増
出典:https://www.hkd.mlit.go.jp/ky/ki/kouhou/u23dsn0000001dmj.html
日本列島の太平洋側を東に進む低気圧「南岸低気圧」が進路を北寄りに変えて北海道に接近し、急速に発達して暴風雪をもたらすケースが1998年ごろを境に増えていることが、九州大の川村隆一教授(58)=気象学・気候力学=らの研究チームの分析で分かった。98年の前後約20年間で南岸低気圧の北海道への接近数は1・5倍、一冬平均の暴風や大雪の日数も2倍に増えた。自然変動によるフィリピン付近での急激な海水温上昇が巡り巡って、南岸低気圧が北海道に接近しやすい状況を招いているという。
近年の道内の暴風雪の増加傾向や理由が明らかになったのは初めて。地球温暖化の影響は直接的には関係がないという。論文は11月に英国王立気象学会の国際気候学誌に掲載された。川村教授は「北海道は暴風雪の多発時期に入った認識を持ち、備えをすることが必要だ」と指摘している。
川村教授らは、道内22観測点で冬(12月~2月)に暴風(日最大風速20メートル以上)や大雪(日降水量に換算して30ミリ以上)を記録した合計日数を、79年12月から2017年2月まで38季分調べた。
その結果、1998年2月以前の19季は一冬平均で暴風が3・68日、大雪が5・47日だったが、98年12月以降の19季は暴風が7・53日、大雪が10・42日と、ほぼ倍増していた。
さらに、道内の暴風雪の要因の8割を占める急速に発達した低気圧は、南岸低気圧由来のものが98年12月以降計55個、北海道に接近。これは98年2月以前より19個多く、約1・5倍に増えていた。
特に24時間で中心気圧が35ヘクトパスカル以上も下がる猛烈に発達した低気圧は98年12月以降14個で、98年2月以前と比べて倍増した。一方、ほかの低気圧では目立った変動がなかった。
「終わる時期の予測難しい」
南岸低気圧は通常、冬に東シナ海などで発生し関東沿岸から東へ抜けるが、北上傾向が強まった背景には地球規模の連関があることも分かった。98年ごろからフィリピン付近の海水温が平均0・5度以上上昇し、西側の大気の対流が活発化。この影響でチベット付近の上空で高気圧が強まり、偏西風を蛇行させた。その結果、東シナ海付近で南岸低気圧、太平洋で高気圧がそれぞれ発達しやすくなり、南岸低気圧が高気圧にブロックされて北上しやすい気圧配置になったとみられる。
南岸低気圧が急速に発達して接近すると、通り道が近い道東に暴風雪をもたらすことが多く、今回の分析でも特に道東7観測点で暴風雪の増加傾向が顕著になっている。近年では14年12月に根室市など広範囲で建物の損壊・浸水など大きな被害が出た。
川村教授によると、フィリピン付近の海水温は1998年以降、同様の水準が続いている。地球温暖化と異なり数十年規模の自然変動とみられ、「はっきりと終わる時期を予測するのは難しい」と指摘している。
参照元:ヤフーニュース
フィリピンで海水温上昇→北海道の暴風雪倍増 「南岸低気圧」接近しやすく 九大チーム分析
参照元URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00010000-doshin-hok
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いつも応援有難うございます!
海流は黒潮の大蛇行があるように、気流にも100年とか1000年周期の「波」は存在すると思うし。
簡単に「温暖化」とか「異常」という言葉で、地球規模の現象を片付けるのは良くないと思う。現在のデータを元に100年後や1000年後にリンクする事もあるハズだ。
たった150年の気象データで異常とか言ってる
人達こそ異常wwww
無知にもほどがあるwwwwwww
だとしたら、オゾン層の破壊も実は正常で
みんな紫外線を積極的に浴びないといけないかもねw
不都合な現実から目を背けるのをやめろよ。
ただ地球上の長い歴史でみれば、今より気温が高い時代なんていくらだってあるし、今より低い時代だって同じ
この気温上昇や気候変動が、人的によるものなのか、そうでないかは定かではない
でも、CO2や有害物質を無くすに越したことはないけどね
観測していて変化を感じ取れたんだからそれ異常というのは当たり前だろ。
現在は温暖化の途上でそれによって北海道では嵐が増えてる。
それが観測の事実だ。
何も知らないくせに宗教的な考えで反論するな。
それこそ恐竜が生きてた時代くらいまで
温暖化が進む。
それこそ恐竜が生きてた時代くらいまで
温暖化が進む。
いや寒冷化するに決まってるだろ
火山なら数百年程度だけど
偏西風蛇行には色々な要素が関与していて、一つに絞る事は難しい。一方で、気象というのは、高層から低層へ伝播する性質があるから、偏西風蛇行があれば、東方へ約300~500kmのずれの上で、低気圧・高気圧発生を促す。相関性は十分だ。ちなみに、蛇行が山側になっていれば、すなわち反時計回りに収束することになり地上では低気圧を促す。蛇行が谷であれば逆回りなので高気圧だ。この肝を抑えておくと素人でも高層天気図の解析ができるようになる
蛇行が山側であれば、時計回りで発散するから、地上で山側のやや東側で高気圧になり、蛇行が谷側であれば、反時計回りで収束するから、地上では低気圧の発生を促す。
回転系だと頭がこんがらがってしまうね。。。
ちなみに、南半球だとすべての法則が逆転する。
ちなみに、排水溝の渦の巻き方も北半球と南半球では逆転するのだよ。地球の自転の影響を受けるのだよ。
地域によっては災害が増えれば殊更過疎化が進むだろうし、JRとか道路の維持もますます大変になるな。
地球温暖化と無関係と言い切れるの?
風が吹けば桶屋が儲かる的な長い話だが、フィリピン沖海水温が上昇すると、その付近の低気圧が発達、その周囲の高気圧も発達しやすいことはわかる。
ヒマラヤの高気圧が発達すると、偏西風が蛇行するのも、まぁわかる。しかし、それにより沖縄付近で低気圧が発生しやすい理由が、いま一つわかりにくいなぁ。
あまり詳しく説明せず、「太平洋高気圧が発達するから、南岸低気圧が北に曲がる」だけで良いような気がする。
海上は、時化が続く・・・。
それにしても、「巡視船きたぐも」は、無残にも、気象の読みが甘かったのか。
普通ならば、留萌港へ回航して難を逃れるのだが、今回は、居座りすぎたな。
温暖化信者が居た
今は太陽の活動が弱いから、寒冷化だよ
自分の考えでは温暖化の影響により、暖気が北へあがる圧力が高まると同時に、極寒気の南下もひどくなっていて、それを表しているのが偏西風の蛇行やブロッキングという現象だと思っている。
そのことから言えば、そういう暴風雪倍増も、温暖化により、偏西風の蛇行に伴い、北へ暖湿気流が上がりやすくなっていて、ちょうど暖気と寒気の境に北海道が位置するようになったからではないだろうか?
消えて無くなってたからね…..
マスコミを馬鹿信じる温暖化信者が居た。
変わる気候に合わせてインフラの更新が急務。
全国的に国民の命や財産を守ることができなくなっている。
国土強靭化は必須。
活発化する環太平洋が不気味すぎる。
 ̄
ところが今頃の北海道の冬の天候は、確かに降雪量自体が多くなって多少気温も上昇していますネ。
この九大チームの分析も、チョット気象知識がある人はとっくに判って居た事だと思いますのでそんなに目新しい事では無いでしょう。
只その原因が人間原因の地球温暖化なのか地球の自然変動周期に依るものか専門家にても意見が分かれていますね。
じゃあ、どうしえ「フィリピン付近での急激な海水温上昇」が発生するの?
で、地球温暖化に関係ないのであれば、
どうして過去からずっとそうではなくて、ある時期から、
「フィリピン付近での急激な海水温上昇」するようになったの?
わかったのは理由ではなくて、仕組みだね。
なぜボールサッカーボールが動いたの?→野球ボールがぶつかってきたから。→なぜ野球ボールがサッカーボールの方に飛んでいったの?→?近くで野球をしていて、北向きに打ち、さらに東風が吹いていたから。→なぜ野球で北向きに打ち、風は東から吹いていたの?→北に打つとボールが回るのに時間がかかると思ったから。東風は、南風が近くの山にぶつかって曲がったから。→そもそもなぜ南風があったの?なぜ山にぶつかると東に?なぜ北に打つと時間かせげる?
全て解明するのは不可能。その中の一部が分かっただけでも大したことだ。
九大が一つの具体的な因果関係ケースを見つけたようだが、温暖化により気温低下と降雪量増加現象が起こるという学説とそれを裏付けるデータもある。
気温が更に上昇して行くと深層海流も停止し、この局面となると地球史規模の気候変動により生物が大量絶滅する状況となる。
ここが不安定になると更なる気候災害に襲われる。予想より早いと考えています。
そもそも氷河期から今は中間くらいで
また氷河期に突入するんですよね。
中間なのだから気温が上がっている最中で
実は2000年頃から気温は下がり始めている記事もある
東京付近の気温は上がっているが世界では下がっている。
そもそも平均気温1℃なんてのは温度計の誤差の範囲
平均気温が-50℃なのに南極の氷は溶け続けている?
温暖化ガス?二酸化炭素?が断熱材になるならば
海から排出される途轍もない量の二酸化炭素は?
温暖化には色々裏がありそうですね。
その一連の実験なのかもね!!
去年は多くの実験もしてたみたいだし。
まったくないな
道東の方はそうなのかもね
冷夏と大雪と寒さ、ここ数年は異常だと感じる
いや、昔はこれ以上の寒さと吹雪
学校は授業を切り上げ、集団下校が多かったな^
早朝の寒さももっともっと寒かった
その頃から見たら、まだ穏やかな冬期間と感じる
いずれにしても、結構毎日が厳しいは変わらない
それより九州の気象の分析したら?
そこに低気圧がくるかろ暴風雪になったり台風災害が増えたりする。フィリピン沖なんて問題じゃない!
まぁ、北海道ばかり暴風雪とか気の毒だから、東京を始めとした本州でいくらか引き受けてあげたい気分。
北大辺りが率先して調べるべきじゃないか?
アホたれ
自然は予測不可能な事たくさんある。
ぜひ、見てみたい・・・
フィリピンの気候が北海道に影響するなんて地球ってずいぶん小さいんだなって思う。
複雑な地球のメカニズムだが、予報に役立ちそう。
自然の偉大さを感じる
無事に冬を乗り切り食糧供給にご尽力お願いします。
南の端の県とは違うね、あちらは無駄飯食い
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