突然の激痛!「複合性局所疼痛(とうつう)症候群」(CRPS)と闘う女性 10万人に5人が発症の病
出典:https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/479475/
「経験したことがない痛みを我慢する日々を送っています」。福岡市の病院職員原口ユミさん(38)から特命取材班にメッセージが届いた。原口さんは2013年、「複合性局所疼痛(とうつう)症候群」(CRPS)と診断された。左アキレス腱(けん)を断裂し、縫合手術を受けた後、突然激痛が始まった。捻挫や骨折など軽いけがを機に発症する例もあるというCRPS。発症率は10万人に5人の珍しい病気だ。どんな症状があるのか、現在もリハビリを続ける原口さんを訪ねた。
体に雷が落ちたような「電撃痛」に加え、シャワーを浴びれば針が刺すような痛み、人とすれ違うときの風圧でもナイフで傷つけられるような激痛…。冷やしても、温めても、笑っても、怒っても左足が痛む。2児の母親でもある原口さんは「出産の痛みは『かわいい』と思えるほどです」と話す。
診断がつかずに病院を転々とし…
きっかけは、保育士だった12年12月、親子レクリエーション中に左足のアキレス腱を断裂したこと。手術を受け、麻酔が切れた翌日の夕方、突然、体に気を失うほどの電撃痛が走った。横になることもできず、車いすで24時間過ごしたという。診断がつかずに病院を転々とし、半年後に大学病院でCRPSと診断された。医師の判断で、仕事は辞めざるを得なくなった。
左足が赤や紫に変色したり、むくんだりする症状もあり、左足以外にも痛みが広がっているという。6年たった今も痛みを緩和する薬物療法のほか、激痛で目を覚まさないよう睡眠薬も欠かせない。我慢しながら事務の仕事に就いているが、週2~3回はリハビリのための通院も続いている。
原口さんはある病院で厳しい運動療法を受け、つらい思いをした。2年前から福岡リハビリテーション病院(福岡市西区)で受けているリハビリは負担が軽く、症状緩和効果も少しずつ上がっている。「耐えられないくらいの痛み」を10として痛みの程度を記録する活動日記。発症以降、10が続いていたが、昨年12月上旬は「かなり痛い」の7、今年に入ると「日常生活を休み休みなら送ることができる」3~4まで落ち着いてきた。
「やっと人間らしい生活ができるようになった」
鏡療法は、垂直に立てた大きな鏡に右足が映るようにまたいで座る。鏡に映る右足を動かすと、左足を動かしていると錯覚するという。担当する理学療法士の平川善之さん(45)によると、CRPSの症状の一つとして、強すぎる痛みが長期間続いた場合、痛み自体は感じているのに「自分の足ではない」と捉える身体所有感の喪失がある。原口さんも「エレベーターに乗るとき、左足の動きだけ鈍くなり、扉に挟まれることがある」という。鏡療法は「錯覚により、左足があるというイメージを作り直すリハビリ」(平川さん)だ。
左足の感覚を取り戻すために、平川さんが発案したリハビリにも取り組む。左足に触れられることへの恐怖心を和らげるため、影絵を使う方法だ。
部屋を暗くし、原口さんの左足にライトを当て、壁に影を映し出す。そこに平川さんの手の影を重ね、触れているような影絵を作り出す。影絵を見ている原口さんは「錯覚でなでられている感覚がする」。昨年末からは、直接触れるリハビリも少しずつ始めているという。
まだ痛みは続いているが、原口さんは「ここ2年でやっと人間らしい生活ができるようになった」。子どもにつらい顔を見せたくないと気丈に振る舞ってきたが、学校の保護者活動には十分に参加できない。見た目では分からない病気のため、周囲から仮病を疑われることもある。
「この病気を知ってもらい、ちょっとでも寄り添ってもらえるような社会になってほしい」。原口さんは願っている。
参照元:ヤフーニュース
仮病疑われることも…「電撃痛」と闘う女性 10万人に5人が発症の病
参照元URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190121-00010000-nishinp-sctch
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いつも応援有難うございます!
幻覚なんかじゃないだろうに、鏡を見て錯覚することで治療が出来るとは
人体の仕組みって本当に不思議すぎる
この人が早く普通の日常生活を取り戻せますように
自分も目がそれだが原因不明・・痛みと真っ赤に定期的になるがステロイド点眼するしかない・・発症してる間は痛みでなにもできない
鏡を使ったリハビリも有効ですが
手足であれば義手・義足も痛みに対して有効だそうです
たとえ作り物でも「ここに自分の意志で動かせる自分の身体がある」と認識できると痛みが軽減するんだそうです
ずっとずっと痛みが続くって本当に辛いのにそれでも仕事してお子さんのお世話をしてとてもすごい人だと思う。少しでも良くなりますように。
私はかみ合わせの悪さからくるものでした。
たまたま咬合診療科のある歯科に行ったらいつの間にか頭痛が軽くなりました。保険はきかなかったけどね。
この方のような重症ではありませんが…腓腹神経…損傷しましたよ。
術後、ふくらはぎ付近を触れると電気が走る痛みがあり、くるぶしから小指側の側面は全く感覚無し。
氷をつけられても全く分かりませんでした。
辛かったのが、普通の人なら何でもないギプスの除却。。。電動カッターの振動がふくらはぎに響き…電気を与えられてるように痛み、体が勝手に跳ねました。反射で動いてしまい自分ではどうすることも出来ないのに「危ないから動かないで!!我慢してよ!」と怒られ…本当に辛かった。。。しかもギプス巻き直しで後日また切らなくてはいけないし。
私の場合は神経の痛みは半年くらいでおさまりました。
感覚は一年で半分くらいに戻りました。
医者からは神経損傷の回復は数年かかると言われています。
痛風になった時に鈍痛が続いてたが
コレはもはや次元が違う事がよく解ります
仮病と疑った奴は己で体感してもらいたいものです。
錯覚で治るとかは他の病気でも聞いたことがある。
でも難しいことだとは思うけど一番は特効薬がでれば患者さんも安心なんじゃないかと思った。
完全に神経や足そのものを切断する、という治療はなしだろうか
自分は片足の神経を完全に切断してしまい片足は動かないが、仕事も生活もできる
もちろん不便はあるわけだが、この方よりはマシかな、と
痛み、というものは難しい
例えば幻肢痛は、無くなってしまった四肢が痛むのだから、それを考えただけでも難しい
痛みとは心理的、脳科学的、生理学的、生化学的、色んな面がある
CRPSは保険適応外でカルシトニン製剤が効くときがあり試す価値があるが、四肢遠位のもの以外には効くのかよくわからない
色々考えて来る事が増えてしまうなとは思います。
まだこの方の場合、見た目でわかる病変があるのは幸いだとも。
これがそうでない場合、家族の理解すら得られない可能性すら有り得る。
文句ばかり言う健康な人ほど病気の人の気持ちはわからないし、理解ができないらしい。
ちょっと察して見方を変えれば済むことなのに、自分勝手な人が多い。
優しい日本に戻って欲しい今日この頃。
認知症の母は突然身体中が痛いと訴える。
寒いとかの感覚を脳が誤反応して痛いとか痙攣のような状態になるのでは?と言われた。
様子からしても、物凄い痛みなのだと伝わる、この方もさぞ辛かった事でしょう。
まだ解明されてない事沢山有ります。
お母様はどのように対処してらっしゃいますか?
うちでは乾燥を激痛と誤認しているかも、とのことなので保湿クリームを塗ったり寒くならないようになどしてますが
効果があるのかどうか…?
寒い時に痙攣?意識は有るので転換とは違うのですが
脚気のようなカクンカクンと手足がうごいたり震えたりするのは、動けるようなら横になって安静にしていると
落ち着きますが、全身の痛みの場合はなすすべがなく
とても暴れるので救急に頼ってしまいます。
でも何も異常は無いのでなかなか気不味いです。
結局痛みの時も少しすると落ち着く様ですが、余りの痛みに殺して!と叫ぶのを聞くととても切なくて可哀想。
救急の先生も表情が治った時と来た時と全く違うから、本当に激痛なんだと思いますよって言ってました。
しかし、救急では無い以上こちらも家で対処する事が必要なんですよね。本当に命に関わるものとの見極めが素人には難しいですが
乾燥は私はノーマークでした。
良いことを教えて頂きました!
大変ですが、お互い頑張りましょう!
想像を絶する痛みなのに周りには分からない。
色々整備していかないとです。
神経損傷があるタイプとないタイプに分類できるから、前者だと思うが
10万人に5人と聞けば少なく感じるが、病院いると時々みるよ
一日も早く、少しでも楽になるようにお祈りいたします。
痛いのはツライ。
母親なら尚更大変だろうな。
早く痛みから解放されて欲しい。
目には見えないし、体調不良の辛さは、経験したことがある人しか分かってもらえないのが辛い所。
先の体調が分からず、結局友達ともだんだん疎遠に…。元気なら予定を立てて、私だって会いたいんだけど…。。
これも辛い所です。
少なく見せたいのか、多く見せたいのか意図がよくわかりませんね。
病気の発生率を10万人に何人発生するかは、統計データとして極めて一般的。
どんだけ痛みに苦しむのか想像できない。
どなたの見解?
逆ファントムペインって感じだな
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