障害多発の「みずほ銀行」旧3行の派閥争いでシステム複雑化
出典:https://www.businessinsider.jp/post-240751
金融庁は22日、障害が多発するみずほ銀行のシステム運営を事実上管理する異例の方針を打ち出した。前身の旧3行の主導権争いを背景に複数の業者がかかわり、複雑化したシステムをみずほは掌握しきれず、原因究明に時間がかかる中で金融庁の関与を招くことになった。みずほは従来、システム自体に問題はないとの認識を示してきたが、金融庁は検証する方針だ。
「金融庁の措置は、金融機関として1人前ではないという烙印(らくいん)を押すような厳しい内容。旧3行が融合できず、過去の障害で適切な対策を講じなかったツケだ」。大手銀行の関係者は、こう突き放した。
他のメガバンクである三菱UFJ銀行と三井住友銀行はそれぞれの合併時、運営効率化などのためにシステムを一本化し、開発や運用については三菱UFJは日本IBM、三井住友はNECに主に委ねている。
だが旧第一勧業、旧富士、旧日本興業の3行が経営統合して誕生したみずほは主導権争いが続いたとされ、旧行のシステムを併存させる形で平成14年4月に開業。同月と23年3月に大規模なシステム障害を招いた。
これを教訓に4000億円超を投じて新たなシステム「MINORI(みのり)」を令和元年7月に全面稼働させたが、ここでも旧3行の縄張り意識が影を落とす。旧3行が利用していた富士通、日本IBM、日立製作所に加え、NTTデータも携わり、他行に比べて複雑な構造になった。
「システムが巨大で、全体像を完全に把握することは容易ではない」。今年6月にはシステム障害に関する第三者委員会は報告書でこう指摘し、開発段階から関与していた担当者の人事異動などでシステムの中身が外から見えない〝ブラックボックス化〟を懸念した。8月20日に発覚した今年5回目の障害では原因を特定できないまま金融庁に報告書を提出しており、みずほがシステムを掌握しきれていない状況も浮かぶ。
みずほはこれまで基幹システム自体ではなく、運用面に問題があるとの認識を示してきた。だが、金融庁はみのりや周辺システムに構造上の問題やリスクがあるか検証していく方針だ。
企業統治に詳しい青山学院大の八田進二名誉教授は「システムを運用、管理できない体制は歴代の上層部の負の遺産となって引き継がれてきた。みずほが出直し、信頼を取り戻すにはみのりを再構築するぐらいの覚悟で原因究明を進める必要がある」と指摘する。
参照元:ヤフーニュース
開発担当は異動…みずほ派閥争いでシステム複雑化
参照元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/5acda4a1d8d580ed1928590063eec878b402b831
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いつも応援有難うございます!
最初の大トラブル発生時のトップは大した問題では無いと公言して大ヒンシュクをかってました。結局は大問題になってるじゃないですか。
しかも今はNHKのトップで改革だの全世帯強制契約だと息巻いています。
今からでも解任して古巣の問題解決に強制従事させて責任を取らせるべきです。
システムを刷新するのに旧3行が利用していた富士通、日本IBM、日立製作所に頼むとか典型的な前例踏襲主義企業だな
改革しようとするものは出世できず、前例を踏襲するごますり人間だけが出世できるのだろうな
金融庁管理になったらどうにかなるもんなんですかね?
どうにもならないんじゃないかな。
預金者保護最優先で解体が現実的と思う。
預金者だってこの障害だらけの銀行に預けるの嫌でしょ。
システム開発担当者に罪を擦り付けるのはおかしい。
上が「やれ」と機関決定しているからやっただけだろう。
開発費は取締役会の承認が必ず必要な巨費なんだから議事録を確認すれば諸論は必要なく一目瞭然。
全役員は退任すべき事案であって現場は関係ない。
リスク回避のため給料受取は三井住友銀行で住宅ローンはみずほ銀行で借りています。システムトラブルでローンが突然消滅しないかと密かに期待してます。
よく分からないのは、合併時に3社並列のシステムであれだけの惨事を引き起こしたのに、みのりを作る際、更に1社加えた複数ベンダー制にした点です。
〉ここでも旧3行の縄張り意識が影を落とす。旧3行が利用していた富士通、日本IBM、日立製作所・・・
特に旧興銀連中がプライドが高いのだろう。
頭取も以前は旧3行のたすき掛け人事。
いまだにいがみ合っていると言う。
金融庁が監督するらしいが現場を知らない役人が入ったってかえって悪化させるだけ。しかも責任とらないし。
さよなら、みずほ銀行。良識のある行員は路頭に迷う前に転職を始めよう!
派閥争いが不具合の原因とか本当に気持ち悪い連中だな。
顧客じゃなくて自分の幸せだけを追求する役員の企業に未来はない。
利用者は即刻見限ってみずほから資金を引き上げるべき。
誰も利用しないのが一番の制裁になる。
第一勧銀と富士と日本興業で覇権争いにうつつを抜かし、肝心なシステム統合にも覇権を持ち込んだ典型的な悪例。
結局は問題をズルズル20年以上引きずり、鳴り物入りのシステムも中身はツギハギ。
メーカーを複数でやるのは、初期統合ならまだかしも既に長時間が経過しているのなら一本化すべきだったのでは。
完全統合する準備期間はかなりあったはずなのに、全てを先延ばしにしてきた結果。
金融庁が入ってもきっと変わらないよ。
完全解体するレベルまで追い込まないと変われないよ。この銀行は。
一時前の会社都合で口座持ってたけど、統合時に見捨てました。
「8月20日に発覚した今年5回目の障害では原因を特定できないまま金融庁に報告書を提出しており」に関して
日経より
「8月19日午後7時40分に物理ディスク装置の一つが故障し、ミラーディスクに切り替わるとともにスペアディスクへのコピーが始まった。午後8時52分に切り替え先のディスクでも故障が発生」
「物理デスクの故障が直接の原因だが、2つのディスクが同日故障した理由が偶然か、他の要因が内在しているかは現時点で不明」
これの原因を特定できる人間がこの世にいるのか???
もし仮に両方のハードウェア障害が同一の原因によるもので、それを特定できたのでとしたら、どのような仮説、検証を行って原因特定までに至ったかをカンファレンスで話して欲しい。聞きたい人は大勢いるはず。金払ってもいいくらい。
やばいよな。自社のシステムなのに全体像をきちんと把握できてる人がいないの?そんな危険な状態で運用してるの?
いや開発していた段階ではいたんだろうけど、なんでその人らを大事にして繋ぎ止めなかったのか?
きちんとエンジニアを大切にして保守運営に人とお金をかけなさいよ。
お金をかけずに人も出さずにしっかりと管理してくれるなんてありえないよ。
費用がかかるにはかかるなりのかからないにはかからないなりの理由がある。かからない場合には見えない部分をいろいろ削っているんだよ。そのつけが出たね。ぶっちゃけ1からシステムを作り直した方がいいよ。三井住友でも三菱でもいいよ。実績のあるシステムをそのまま導入すれば良いじゃない。派閥抗争に明け暮れた役員と行員は全員クビにすればいいんじゃないかな?みずほと顧客の為にはそれが最適解。
なんとなくの記憶ですが、合併当時からみずほ銀行は今後システムに問題が生じそうだと、何かの記事で読みました。
確か、当時は富士銀が1番新しいシステムで運用していて、富士銀のシステムをベースに全体を構築すれば良いのだが、行内のパワーバランスで銀行規模で圧倒的に負けている富士銀のシステムベースにはならないでしょうと。
その結果、古いシステムの下に富士銀の新しいシステムがくることになり、互換性の問題が生じるだろうと。
あれから約20年が経ちますが、小手先の改善を続けたため、結果的に複雑怪奇な状態になり、現在に至るってことなんですね。
システムの重要性がわからない幹部連中が、くだらない綱引きをしていたのでしょう。その幹部連中はとっくにいないでしょうから、現在な行員はホントにいい迷惑ですね。
開発担当も、バカな上司連中で、仕事が思うようにいかないのは不幸。
3行も合弁した段階で、過去の経歴を一旦リセットする風土を作れなかったのは、顧客に対して大問題があり、会社内への内向き志向は許されない。
こんなことで政府に干渉されるとは、馬鹿ども。
関係者は、責任を取れ。
今時、こんな会社が大手銀行という看板を掲げているのは、恥。
今までは、会社のスケールに安穏としてきたが、今後は、生き残れない。
銀行変えたい。
もはや、みずほは度重なる不祥事で民間にお任せ出来るレベルでなく、しばらく国の管理下に置かれるようになった。新規事業は凍結されることから儲けが少なくなるため最悪、山一のような経営破綻もあり得る。
一番、可哀想なのはみずほで働く従業員。人件費削減のためリストラは不可避。上層部は総入れ替えで。
金融庁管理と言う事は「システム凍結」ということなんです。新たな商品・機能開発はしないで延々と机上検証の繰り返し&報告書の提出の繰り返しということなんでしょう。
言葉は悪いがシステム障害は起こるときには起こるものなんです。たとえ金融庁が管理しても起こらないという保証はありません。とにかく今なすべきことはコンテンジェンシープランの検証・見直しが第一でしょう。起こらないことを神(金融庁)に祈るより、万一、障害が発生した場合の二重三重のリカバリー策を検証・確認することだとおもいますね。
銀行の派閥争いが激しいのはどこも同じ。
統合した銀行なら更に苛烈。偏らないように、旧〇〇銀行枠みたいにポストが割当てられてたりするから、人事も硬直化して調整が大変。
で、今回のシステムは、トップが旗振りして一本化していかなきゃいけなかったはずが、並行稼働と調整の道を選んだ結果、莫大なコストをかけたうえに破綻したもの。
社内政治が難しかったんだと思うけど、歴代経営陣にすべて責任がある。現場の行員さんはお疲れ様です。
きっと、近い将来、無くなる運命なのだと思う、この銀行は。
それでは困る金融庁が、システムを管理するということで、
破綻を回避したいのでしょうが、みずほの様に、
内部抗争に力を注いでいる場合は、外部からの声は届きません。
AIが有効活用される時代になれば、真っ先に無くなる銀行だと認識しました。
元々プロジェクトマネジメントも含めて、発注先を1社にするのがよかったが、これほどのリスクが高いプロジェクトを引き受けするベンダーがいなかった
それでも業務系のシステム品質は、稼働初日に重大トラブルがなかったことを考えると、奇跡的な大成功だったと思う
問題は基盤(ハード)系、異常系(故障時)の品質が悪いということ
金融庁も体制うんぬんよりも、システム品質の検証不足を指摘するべき
みのりの再構築なんて今のみずほの収益力とマンパワーからして、同じことはとても出来ない。システムを内製化する力はとてもない。メーカーに委託するのはやむなしとしても、トヨタの車の構造のように単純で壊れにくい分かりやすいシステムを安く作るなど、金融庁も発想を変えて、一緒に取り組むくらいのことをしないと。またいつも大本営発表を聞いて、文句つけて追加の説明資料を読み込んで、必死に出来事を把握しようとするだけの金融行政では先がない。金融庁にそのレベルの検査官がいないのも問題。
開発にかかった約5千億円の費用は何のためだったですかねぇ。ハードはともかくソフトウェアも当然資産計上されてるんだろうけど、今後の金融庁の意向によってはそっくり新しいものと入れ替えるなんてことにでもなれば、大幅な除却損を計上せざるを得ないリスクだってあるんでしょ。
新しい頭取就任を多少先延ばしする位じゃあ、特に海外のアクティブな機関投資家は黙っていませんよ。現経営陣は首を洗って次の株主総会に臨むことは勿論、過去の経営陣も株主からの訴訟に備えておいた方が良いのでは?
昔みずほグループの一行に勤務していたものです。三行の主要ポスト争いは激しくいつも対立していました。3行が力を合わせる企業文化を創れなかった現経営陣や旧経営陣の責任は重いと思います。この際、全ての経営陣を総入れ替し、全く新しいみずほを創る必要があります。それ無くして新しいシステム構築もあり得ません。
みずほと三菱の株を同時期に買った。規模ならみずほ、利益率なら三菱と思って買った。結果、みずほは大赤字、三菱は環境が厳しいけど黒字を維持している。
銀行は集めた資金を利益を生み出す融資先に貸し出すのが仕事。銀行に投資するのは、利益を生み出すことが銀行の存在意義だからだ。株価の大幅下落を引き起こすのは銀行家として最低の経営だということ。経営陣には経営責任を問うべきだし、厳しい非難を免れない。
三行のシステム繋いで複雑化したから一新すると銘打って、結果複数ベンダー。
阿保かと。開発担当じゃなくてそれを命令した&これでOKだした上の体質が問題では。
経営統合したら、システムをどちらか一本に絞って使わない方は放棄して、
行員に不便さで泣いて貰うが、みずほは富士、一勧、興銀のシステムを繋ぎ合わせ統合で全部残して、行員は使い勝手で問題無いが、顧客に泣いて貰う選択をしたと言う事を分かっていない。
今更金融庁が乗り込んでも、みずほのシステムは複雑怪奇で問題は解消されないだろう。顧客が選べる選択肢は他行に乗り換えることだ。
地域金融機関に勤務する者です。合併は吸収型でないとうまくいかないと言われていましたが、典型的な事例になってしまいましたね。金融機関の常識では、複数のシステムを繋ぎ合わせて長期間運用するなど、常軌を逸していると言えるでしょう。ただ現場の行員さんは真面目に対応されてきたのではないですか。全ての責任は合併時とその後の経営陣にあると断言できます。
2みずほに勤めている者です。
記事の内容は残念ながら概ね事実だと思います。
特に旧第一勧銀と旧富士銀行出身の間での対立が激しく一向に改善されないまま現在に至っている事がこうなってしまった原因かと思います。
システムの管理、運営はサポートも含めて一本化しないと、もしもの時に復旧が遅れる危険性があると思いますが、みずほの場合はその典型ですね。
元はどうあれ、ひとつの会社にまとまるなら、システムもひとつにすべきだったのに、4社も絡めてたらそりゃ複雑化しますよ。さらには客の利益を最優先にすべきなのに、自分たちの派閥争いが先じゃ話になりません。
金融庁が関与するなら、システムを根本から見直しさせ、一から作り直させるぐらいやっていいんじゃないでしょうか?
統合からの合併。
その時点で『派閥争い』ができるのは当たり前。金融機関であれば多かれ少なかれ必ずと言っていいほど『派閥』はできる。ただ、それをトップなり役員が人事で権力を使ったら終わりですよ。
今回金融庁が介入したとして何ができます?体質改善をしなければ、派閥争いと人事を変えなければ何年たっても同じです。役員総入れ替えしたとしても結局はOBが入り同じことになります。
極論から言えば、メガバンク『みずほ』は解体しかないのではないでしょうか。
一連の報道を拝見する限り、システムを一からつくりなおす以外に、解決策はないようですね。
長い年月がかかるでしょうから、その間はずっとリスクが続くことになります。
零細預金者のひとりでしたが、給与振り込みも、クレジットカードの支払いなども、全てみどりいろの銀行に移しました。
金がないなりに、そのなけなしの金を、信用できないところには置いておけないですからね。
他行に移せる方は、できるだけ早く移された方が、身のためだと思います。
銀行の合併時には必ず発生する問題。主導権争い=自分のところのシステムを中心にして他行のシステムを繋げる という傍から見れば下らないことに旧3行のトップが血眼になる。で、結局合併後のトップにも、システムの主導権争いの勝者が就くことになる。主導権を握った銀行出身者はその後も優遇され、それ以外の銀行出身者は出世争いにも加われず、早い段階で取引先に押し込まれるのが関の山。結局、第三者的立場の者がジャッジしていくようにしないと、必ずこうした問題は発生することになる。
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